外壁塗装の油性と水性

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外壁塗装の油性と水性

外壁塗装に使われる塗料には、アクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、フッ素系塗料、遮熱塗料、光触媒塗料などがあります。
これらの塗料には、水性塗料と油性塗料があり、さらに、1液タイプと2液タイプに分けられます。

水性と油性の違いは、塗料の主成分が水なのか、有機溶解なのかということです。
1液タイプは、原液をそのまま使用することができます。
2液タイプは、原液に硬化剤を混ぜて使用し、一度混ぜてしまうと6～8時間以内に使いきってしまわなくてはなりません。

水性のメリットは、値段が安く、臭いがないということです。
デメリットは、耐候性は油性と比べると劣っている場合が多い事や、気温が低いと施工が関内という事です。
油性のメリットは、耐久性に優れ、雨水にも強く、塗料密着が良いという事です。
デメリットは、値段が高く、臭いがキツイという事になります。

どちらがいいの？

水性と油性、どちらがよいのかとなると、一概には言えないのが現状です。
一昔前は、油性の方が耐久性が高く、長持ちをすると言われていましたが、近年では水性であっても耐久性が高い物も増えてきたのです。
臭いもないので、健康を考えると、水性を使用するという方も多くいらっしゃいます。

そこで考えるのは、外壁の状態です。
外壁にひび割れや、カビが発生しているといった様々なトラブル症状によって、塗料を考えてみるのもよいでしょう。

ひび割れが起きている場合には、塗膜が伸び縮みする弾性塗料を使いましょう。
この塗料には、ひび割れの再発を防ぐ効果と、雨で汚れを落とす「親水性」という性能も備わっています。
ひび割れではなく、汚れが気になる場合には、弾力性が低い、汚れが付きにくい塗料を選んでいきましょう。
ひび割れも汚れも気になる場合には、コーキングなどで埋めた後、下塗りには弾性塗料、上塗りには汚れに強い塗料で仕上げるといった方法もあります。
さらに、木部用塗料、鉄部用塗料、コンクリート打ちっぱなし・ブロック塗料など、その部分に合わせての塗料選びが大切になりますので、業者に確認してみましょう。